
湘南に住み始めて、もうすぐ2年になる。
最初は「海が近い街」というくらいのイメージだった。
サーフィンが好きだから、海まで近い生活ができたらいいな。
そんな軽い気持ちで引っ越してきた。
でも実際に暮らしてみると、一番変わったのは家から海までの距離ではなかった。
自分のライフスタイルだった。
湘南には、とにかく外で遊んでいる人が多い。
朝早くからサーフィンをしている人。
海沿いをランニングしている人。
犬と散歩している人。
自転車に乗っている人。
ビーチでのんびりしている人。
特別なことではなく、それが日常の風景になっている。
そんな景色を毎日見ていると、不思議と自分も外へ出たくなる。
今日は波あるかな。
少し走ろうかな。
天気がいいから海まで歩こうかな。
そんなことを自然と考えるようになった。
環境って、本当に人を変えるんだなと思う。
湘南に来る前より、遊びに対してずっとアグレッシブになった。
休日だから何をしようではなく、
休日だから何からやろう。
そんな感覚に変わってきた。
朝はサーフィン。
帰ってランニング。
午後はもう一度海に入ることもある。
我ながらよくやるなと思う日もある。
でも、それが楽しい。
もちろん湘南だから特別というわけではない。
きっと、この街に集まる人たちがそういう空気をつくっているんだと思う。
人生を楽しむのが上手な人が多い。
遊ぶことを後回しにしない。
仕事も頑張る。
でも休日は思い切り遊ぶ。
そんな人たちを見ていると、自分も「もっと楽しもう」と自然に思える。
サーフィンを始める人。
ランニングを始める人。
SUPを楽しむ人。
ビーチバレーをする人。
海でのんびり本を読む人。
遊び方は人それぞれだけど、みんな自分なりの楽しみ方を持っている。
そんな空気が、この街には流れている。
特に好きなのは、夕方の海沿いだ。
一日思いきり遊んだあとに見る夕焼けは、どこか特別に感じる。
優しいオレンジ色の空と、少し涼しくなった潮風。
一日の終わりを急かすことなく、すべてを優しく包み込んでくれるような空気がある。
その時間を歩いていると、不思議と心まで落ち着いてくる。
「今日もいい一日だったな。」
そんなことを自然と思える時間が、湘南にはある。
湘南に住んでまだ2年。
でも、この2年で生活は大きく変わった。
外へ出る時間が増えた。
体を動かすことが増えた。
週末があっという間に終わるようになった。
そして何より、毎日が少しだけ充実していると感じられるようになった。
湘南の魅力は、海があることだけじゃない。
人生を楽しんでいる人たちがいて、その空気に自然と引っ張られること。
自分も、その空気に背中を押されながら毎日を過ごしている。
そんな暮らしが、結構気に入っている。
明日もまた、夕焼けに包まれるために外にでるんだろうな。


