
若い頃は、趣味を人生の保険だなんて考えたこともなかった。
サーフィンが好きで、休みの日は海へ行く。
それだけで十分だった。
仕事も頑張れたし、体力もあった。
未来は今よりもっと良くなるものだと思っていた。
年齢を重ねた今も、趣味が好きなことは変わらない。
ただ一つ変わったことがある。
趣味は楽しいだけでなく、人生を支えてくれる存在になったことだ。
40代後半になって思うのは、環境の変化に対する耐性が昔より低くなっているということ。
守るべきものが増えたからかもしれない。
年齢を重ねて保守的になったからかもしれない。
今の時間が永遠ではないことを、リアルに感じるようになったからかもしれない。
理由は一つではないと思う。

いろいろな経験をしてきたからこそ、変化の大きさも、その先にあるリスクも想像できてしまう。
現状を変えたくない。
でも、変わらない限り望んだ未来は作れない。
そんな自分の弱さを抱えながら生きている気がする。
仕事は大事だ。
人生の大半の時間を使うし、自分にとっても大切な場所だ。
でも人生のすべてではない。
仕事がうまくいく時もあれば、思い通りにならない時もある。
環境が変わることもある。
落ち込むこともある。
誰にでもそんな時はやってくる。
だからこそ、仕事以外に夢中になれるものを持つことが大事なのだと思う。
自分にとっては、それがサーフィンでありランニングだった。
海へ行く。
走る。
たったそれだけのことなのに、不思議と気持ちが前向きになる。
海から上がる頃には少し笑顔になっている。
ランニングを終える頃には頭の中が整理されている。
問題が解決するわけではない。
でも、もう一度向き合おうと思える。
また頑張ろうと思える。
趣味は現実逃避ではない。
現実をより良く生きるためのエネルギーなのだと思う。
人生を楽しむために趣味がある。
そして、夢中になれるものがあるから仕事も頑張れる。
結果として、それが人生の保険にもなっている。
保険のために趣味を持つのではない。
人生を豊かにするために趣味を持つ。
何でもいいので打ち込む・没頭するって素晴らしいよね!

最近はそんなことを思う。


